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パフォーマンス&チューニング・ガイド
®
Sybase IQ
12.7
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ドキュメント ID : DC00283-01-1270-01 改訂 : 2006 年 6 月 Copyright © 1991-2006 by Sybase, Inc. All rights reserved. このマニュアルは Sybase ソフトウェアの付属マニュアルであり、 新しいマニュアルまたはテクニカル ・ ノートで特に示さ れ ない かぎり は、後 続の リリ ース にも付 属し ます。この マニ ュアル の内 容は、予告 なく 変更 される こと があ ります が、 Sybase, Inc. およびその関連会社では内容の変更に関して一切の責任を負いません。 このマニュアルに記載されているソフ トウェアはライセンス契約に基づいて提供されるものであり、無断で使用することはできません。 マニュアルの注文 マニュアルの注文を承ります。ご希望の方は、サイベース株式会社営業部または代理店までご連絡ください。マニュアル の変更は、弊社の定期的なソフトウェア・リリース時にのみ提供されます。このマニュアルの内容を弊社の書面による事 前許可を得ずに電子的、機械的、手作業、光学的、またはその
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目次 はじめに .................................................................................................................................................. ix 第 1 章 デー タベー ス・テ ーブル からの データ の選択 ........................................ 1 前提条件 ................................................................................................. 2 テーブル情報の表示 ............................................................................... 3 クエリ結果の順序付け ..........................................................
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目次 第 3 章 クエ リと 削除の 最適化 .......................................................................... 31 クエリ構築のヒント............................................................................. 31 UNION ALL での GROUP BY がクエリ・パフォーマンスに 与える影響............................................................................. 32 Adaptive Server Anywhere による処理を引き起こす条件............ 34 クエリ・プラン.................................................................................... 35 クエリ評価オプション............................
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目次 第 5 章 シ ステム ・リソ ースの 管理 ................................................................. 103 パフォーマンス用語の概要................................................................. 104 パフォーマンス向上のための設計...................................................... 104 メモリ使用の概要............................................................................... 105 ページングによる使用可能メモリの増加.................................... 105 スワッピングをモニタするためのユーティリティ ..................... 106 サーバ・メモリ ........................................
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目次 データベース・サイズと構造の管理 ................................................. 140 データベース・サイズの管理 ..................................................... 140 インデックスの断片化の制御 ..................................................... 140 カタログ・ファイル増大の最小化.............................................. 141 パフォーマンス向上のための非正規化....................................... 141 非正規化のリスク ....................................................................... 141 非正規化の短所...............................................................
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目次 NTFS キャッシュの使用..................................................................... 180 挿入とクエリのチューニング............................................................. 181 適切にチューニングされた挿入オペレーションの特性 .............. 181 クエリのチューニング................................................................. 182 バックアップ操作のチューニング...................................................... 182 索引...................................................................................................................................
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目次 viii Sybase IQ
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はじめに このマ ニュア ルの内 容 このマニュアルでは、 パフォーマンスとチューニングの推奨事項について 説明します。 対象読 者 このマニュアルは、 パフォーマンス上の問題を理解する必要があるシステ ム管 理者と データ ベース 管理者 を対象と してい ます。リ レ ーショ ナル・ データベース・システムの基礎知識と、Sybase IQ のユーザ・レベルの基 本的 な経 験が ある こと を前 提にし てい ます。こ のマ ニュ アル は、他 の マ ニュアルとともに使用してください。 このマ ニュア ルの使 用方 法 次の リスト は、行う作 業や必 要性 に応じ てどの 章を参 照すべ きか を示し ます。 • SELECT 文の構築については、 「第 1 章 データベース ・ テーブルから のデータの選択 」を参照してください。 • ジョイン条件については、 「第 2 章 テーブルのジョイン 」 を参照して ください。 • クエリの最適化については、 「第 3 章 クエリと削除の最適化 」 を参照 してください。 • メモリ、ディスク I/O 、CPU の調整については、
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• 『Sybase IQ トラブルシューティングおよびリカバリ ・ ガイド 』 - 問題の解 決方法、 システム ・ リカバリの実行方法、 データベースの修復方法を紹介 しています 。 • 『Sybase IQ エラー ・ メッセージ 』 - Sybase IQ エラー ・ メッ セー ジ (SQLCode 、 SQLState 、Sybase エラー ・ コードによって参照 )、および SQL プリ プロ セッ サの エラ ーと警 告を 示し ます 。 • 『Sybase IQ ユーティリティ・ガイド』 - Sybase IQ ユーティリティ・プロ グラムのリ ファレンス項目 ( 使用可能な構文、 パラメータ、 オプションな ど ) について説明しています。 • 『Sybase IQ によるラージ・オブジェクト管理』 - Sybase IQ データ・リポ ジトリ内での BLOB (Binary Large Object) および CLOB (Character Large Object) の格納と 取得につ いて説明 しています。こ のオプシ ョンの製 品を インストー ルするに
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はじめに • 『Adaptive Server Anywhere SQL リファレンス・マニュアル』 - Adaptive Server Anywhere で使用する SQL 言語のリファレンスです。さらに、 Adaptive Server Anywhere のシステム・テ ーブルとプロシージャについて も説明します。 Sybase Product Manuals Web サイトでも、SQL Anywhere Studio 9.0.2 コレクショ ンの Adaptive Server Anywhere マニ ュア ルを 参照 でき ます。Product Manuals (http://www.sybase.com/support/manuals/) にアクセスしてください。 その他 の情報 ソース Sybase Getting Started CD 、Sybase CD 、Sybase Product Manuals Web サイトを利 用すると、製品について詳しく知ることができます。 • Getting Started CD には、PDF 形式のリリース ・ ノートとインス
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Web 上の Sybase 製品 Sybase Web サイトの技術的な資料は頻繁に更新されます。 の 動作確 認情報 ❖ 製品動作確認の 最新情報にアクセスする 1Web ブラウザで Technical Documents を指定します。 (http://www.sybase.com/support/techdocs/) 2 [Certification Report] をクリックします。 3 [Certification Report] フィルタで製品、 プラットフォーム、 時間枠を指定し て [Go] をクリックします。 4 [Certification Report] のタイトルをクリックして、レポートを表示します。 ❖ コンポーネント 動作確認の最新情報にアクセスする 1Web ブラウザで Availability and Certification Reports を指定します。 (http://certification.sybase.com/) 2 [Search By Base Product] で製品ファミリとベース製品を選択するか、 [Search by Pl
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はじめに 4 時間枠を指定して [Go] をクリックします。 EBF/Maintenance リリースのリ ストが表示されます。 鍵のアイコンは、自分が Technical Support Contact として登録されていな いため、 一部の EBF/Maintenance リリースをダウンロードする権限がない ことを示しています。 未登録ではあるが、Sybase 担当者またはサポート ・ コンタ クト から有 効な情 報を 得てい る場合 は、[Edit Roles] をクリ ックし て、 「Technical Support Contact 」 役割を MySybase プロファイルに追加します。 5 EBF/Maintenance レポートを表示するには [Info] アイコンをクリックします。 ソフトウェアをダウンロードするには製品の説明をクリックします。 SQL 構文 の表記 規則 このマニュアルで、構文の説明に使用する表記規則は次のとおりです。 • キーワ ード SQL キーワード は大文字で示します。ただし、SQL キーワー ドは大文字と小文字を区別しないので
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書 体の表 記規則 表 1 に、このマニュアルで使用している書体の表記規 則を示します。 表 1: 書 体の表 記規則 項目 説明 Code SQL およ びプロ グラム ・ コ ードは 等幅 ( 固定幅 ) 文 字フ ォント で 表記 します 。 User entry ユー ザが入 力する テキス トには 等幅 ( 固定幅 ) 文字 フォ ントを 使 用し ます。 「強 調」 強調 する言 葉は「 」で 囲みま す。 file names ファ イル名 は斜体 で表記 します 。 database objects テー ブル、 プロシ ージャ などの データ ベース ・ オブ ジェ クトの 名 前は 、 印刷 物では ゴシッ ク体 フ ォント で、 オ ンライ ンで は斜体 で 表記 します 。 サ ンプル ・デー タベー ス Sybase IQ にはサンプル ・ データベースが用意されています。Sybase IQ マニュ アルで紹介して いる例の多くは、 このサンプル ・ データベースによるものです。 サ ンプル・デ ー タベース は小規模企 業の例を 示してい ます。データベ
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はじめに アクセ シビリ ティ・ ツール の設定 アクセシビリティ ・ ツールを効率的に使用するには、 設定が必要な場合もありま す 。 一 部の スク リー ン ・ リ ーダ ーは 、 テ キス トの 大文 字と 小文 字を 区別 して 発音 します。 たと えば、 すべて大文字のテキスト (ALL UPPERCASE TEXT など ) はイ ニ シャ ルで 発音 し、 大 文字と 小文 字の 混在 した テキ スト (MixedCase Text など ) は 単語として発音します。 構文規則を発音するようにツールを設定すると便利かも し れま せん 。 詳細 につ いて は、 ツー ルの マニ ュア ルと 『Sybase IQ の概要』 の 「ス クリーン・リーダの使用」を参 照して くだ さい 。 Sybase のアクセシ ビリティに対する取り組みについては、 Sybase Accessibility (http://www.sybase.com/accessibility) を参照してください。 Sybase Accessibility サイトには、第 508 条
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第 1 章 データベース・テーブルからのデータの 選択 この章 につい て この章では、 基本的なクエリの構築と、 製品設計を活用するための手法に ついて説明します。 ここではテーブルの内容の表示、 クエリ結果の順序付 け、カ ラ ムとロ ーの 選択、探 索 条件を 使っ たクエ リの絞 り込 みを行 う チュートリアル作業を実行します。 高度なクエリ ・ パフォーマンスの推奨事項については、 「第 3 章 クエリと 削除の最適化」を参照してください。 内容 ト ピック 名 ペ ージ 2 前 提条件 3 テ ーブル 情報の 表示 5 ク エリ結 果の順 序付け 6 カ ラムと ローの 選択 7 探 索条件 の使用 11 集 約デー タの取 得 17 分 析デー タの取 得 18 重 複した ローの 削除 パフォーマンス&チューニング・ガイド 1
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前提条件 前提条件 DBISQL の代わりにグラフィカルなフロントエンド ・ ツールを使用してデータ ベ ー スへ のク エ リを 実行 す ると、ツ ール が 生成 する SQL 構文を表示できる場 合があります。 たとえば、InfoMaker では [ テー ブル ] ペインタ・ バーの [SQL 構文 ] ボタンを選択して SQL 文を表示できます。 こ のチュートリアルでは、データベース から情報を取得すると きに使用する SELECT 文について説明します。 SELECT 文のことを一般にクエリと呼びます。 これは、SELECT 文がデータベース内の情報についてデータベース ・ サーバに 問い合わせるためです。 注意 SELECT 文は 用途の 広いコ マン ドです。大 きなデ ータベ ースか ら非常 に 具体的な情報を 取得するアプリケーションでは、 SELECT 文がきわめて複雑に なる 場合があります。このチュートリアルでは、単純な SELECT 文だけを使 用します。以降のチュートリアルで、よ り高 度なクエリについて説明します。 SELECT 文の完全な構文につい
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第 1 章 データベース・テーブルからのデータの選択 テーブル情報の表示 ここでは、employee テーブルのデータを表示します。 このチュートリアルで使用するサンプル ・ データベースは、 架空の会社のもの です。 データベースには、 従業員、 部署、 注文などについての情報が格納され ています。すべての情報はテーブルに編成されています。 テーブ ルのリ スト 『Sybase IQ の概要』 では、Sybase Central で [ テーブル ] フォルダを開いてテー ブルのリストを表示する方法について説明しました。 システム ・ ストアド ・ プ ロシージャの sp_iqtable を使用して、Interactive SQL からユーザ ・ テーブルを リストすることもできます。 システム ・ ストアド ・ プロシージャは、Sybase IQ にストアド・プロシージャとして実装されているシステム関数です。 [SQL 文 ] ウィンドウで sp_iqtable と入力し、 同じ名前のシステム ・ ストア ド・プロシージャを実行します。 システム ・ ストアド ・ プロシージ
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テーブル情報の表示 SELECT 文の 使用 このレッスンで は、 データベース内のテーブルの 1 つを表示します。 使用する コマンドは、employee という名前のテーブル全体を表示します。 次のコマンドを 実行します。 SELECT * FROM employee アスタリスクは 、テーブル内のすべてのカラムを表す省略記号です。 SELECT 文は employee テー ブルのすべてのローとカラムを取得し、DBISQL [ 結果 ] ウィンドウに次の該当するものが表示されます。 emp_id manager_id emp_fname emp_lname dept_id 102 501 Fran Whitney 100 105 501 Matthew Cobb 100 129 902 Philip Chin 200 148 1293 Julie Jordan 300 160 501 Robert Breault 100 employee テーブルには、 カラムに編成された複数の ローが格納されています。 各カラムには、emp_lname や emp_id などの名前が付いて